【パブリック/プライベート病院/Birth Centre比較!】オーストラリアの3つの産院の特徴と違い

オーストラリアで妊娠・出産
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オーストラリアで妊娠したら、 パブリック・ホスピタル(公立病院)プライベート・ホスピタル(私立病院)のどちらかでの出産を考える人が大多数でしょう。

ですが病院以外に Birth Centreでの出産という選択肢もあるのを知っていますか?

この記事ではパブリックの病院とプライベートの病院との違いと、もう一つの Birth Centre という施設の特徴をまとめていきます。

Birth Centre は人気の出産施設で数はあまり多くないですが、もし家の近くにあるなら視野に入れてみるといいですよ!

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パブリック・ホスピタル(公立病院)の特徴

パブリックの病院は州政府によって運営されています。

産院としてのパブリック病院の特徴は次の通りです。

  • 費用がメディケア等の保険で全額カバーされる
  • 産婦人科医が選べない
  • 学生やインターンのミッドワイフが担当になる場合も
  • 入院期間が短い(1~3日)
  • 退院後にミッドワイフの家庭訪問がある

費用がメディケア等の保険で全額カバーされる

パブリック病院の特徴はなんといってもオーストラリアの永住権・市民権保持者に与えられるメディケアで費用が全額カバー(一部の特別な検査を除く)できてしまう事です。

永住権がなくても OSHC(学生保険)、妊娠・出産をカバーするプライベートの保険、パートナービザ申請中にもらえる青いカードのメディケア保持者なら同じく自己負担なしです!

私も出産時はまだパートナービザ申請中で青いカードのメディケアでした。

産婦人科医が選べない

パブリックの病院では自分で産婦人科医や ミッドワイフ(助産師)を選ぶことはできません。

そして医師が必要な場合を除いて検診や出産時のサポートは全てミッドワイフが中心に行います。

私の時も産婦人科医に関わったのは検診時に1、2回と出産後の母体チェックと新生児チェックの時のみでした。

ですが、ほとんどのパブリック病院では GP Shared Careというプログラムが利用できるようになっています。

GP Shared Care とは自分が普段かかっているGPに今後も妊婦健診を続けて行ってもらう事ができるプログラムです。

ですが特別な資格を持ったGPでないとダメなので、自分のGPが GP Shared Care 対応かどうか事前にチェックしましょう。

学生やインターンのミッドワイフが担当になる場合も

パブリックの病院は日本の大学病院の様に勉強中の医療関係者の方も多く、私の病院でも担当ミッドワイフが卒業間近の学生さんでした。(超音波検査も一度学生さんに当たりました。)

といっても健診時は学生さんを監督するベテランミッドワイフが常にセットでついてくるので全く問題はなかったです。

私の担当は学生さんといっても5児のママで、次の妊娠出産時もお願いしたいくらいの最高のミッドワイフでした。

入院期間が短い(1~3日)

パブリックの病院での入院期間はとても短く、1~3日で退院となります。

私の場合も出産後に2リットル出血して全身麻酔で子宮頸部を少し縫う手術をしてフラッフラでしたが2日で退院しました。

まあ私はさっさと家に帰りたかったので逆に2日で出してくれてヤッターって感じでした。

でも帝王切開でも3日で出されるとか鬼じゃね?

退院後の医師による新生児の健康診断やその他別の専門家によるケアが必要な場合は産院に通院して行います。

退院後にミッドワイフの家庭訪問がある

入院期間が短い分、退院後にミッドワイフが3回ほど自宅まで来て新生児と母親のケアを行ってくれます。

新生児黄疸のチェック等の健康診断の他に、母乳育児指導や母親のメンタルケアまで何でも相談に乗ってくれます。

自分が生活している場所での指導はとても有意義でした。

赤ちゃんの布団これで平気?とか実際の育児環境を見せながら話せるしね。

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プライベート・ホスピタル(私立病院)の特徴

プライベートの病院の特徴は次の通りです。

  • 費用は加入しているプライベート保険によって異なる
  • 産婦人科医を自分で選ぶことができる
  • 入院期間が長め(4~5日)
  • 病室がシャワー完備の個室

費用は加入しているプライベート保険によって異なる

プライベートの保険といっても保険会社や保険のプランよってカバーの範囲が異なるので、自己負担額がいくらになるかは人それぞれです。

また、プライベート保険は入ってから一定期間(12か月)経たないと妊娠・出産の医療費がカバーされないので注意が必要です。

産婦人科医を自分で選ぶことができる

プライベート病院で出産の場合、自分で産婦人科医を選ぶことができるのが大きな特徴です。

基本的に妊婦健診はそのドクターのオフィスで行うことになり、助産師とはあまり関わり合いがありません。

入院期間が長め

長めといっても日本よりは短いのですが、パブリックよりも長くて普通分娩だと4日ほど、帝王切開だと1~2日プラスされます。

入院中の食事などのサービスもパブリックより質がいい場合が多いです。

病室がシャワー完備の個室

プライベート病院では同じ部屋にパートナーも寝泊まりできるようなシャワー完備の個室に入院できるのが一般的です。(相部屋の場合もあり)

でも私はキャンベラのパブリック病院で出産しましたが、空きがあったのでシャワールーム付きの広い2人部屋を個室として使わせてもらいました。室内のソファーベッドで旦那も一緒に寝泊まりしました。

マイケルパパ
マイケルパパ

病院にもよるんだね!

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パブリックとプライベート、どっちがいいの?

結局のところ病院の良し悪しは各病院や関わる医療スタッフなどによるところが大きいので、必ずしもプライベートの病院の方が優れているとは言えません。

州による違いなどもあり、例えば私が息子を出産したキャンベラではパブリック病院の質が他の州に比べて高いらしく、場合によってはプライベート病院よりも優れている面もあるらしいです。(パブリックだと麻酔医が夜間も一定数常駐していて急な無痛分娩の要請にも対応できる、等。)

でもキャンベラのパブリックは自然分娩推しなので無痛あんまやってくれないんだよなぁ 。。。

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Birth Centre の特徴

Birth Centre (又は Midwifery Unit) 大抵の場合はパブリックの病院の施設内に付属していますが、通常の病院の産科とはコンセプトが異なり、リラックスした雰囲気の中での自然に近い出産をサポートする施設です。

パブリックの病院と同じく、費用はメディケアでカバーされます。

Birth Centre は人気な上に数が少ないので、希望者は妊娠が分かったらすぐにGPに行ってウェイティングリストに名前を載せてもらうそうです。

Birth Centre の特徴
  • 薬や麻酔に頼らない自然分娩を推奨
  • 担当の助産師または助産師チームが妊娠・出産をサポート
  • アットホームな雰囲気の分娩室
  • 出産後は即日退院

薬や麻酔に頼らない自然分娩を推奨

Birth Centre では笑気ガスや無痛分娩の麻酔(epidurial)などに頼らない自然に近い分娩を希望する妊婦さんをサポートしています。

なので、Birth Centre ではリスクの少ない健康な妊婦さんのみが対象となります。

万が一出産中や出産後に医療処置が必要になった場合は隣接した病院の産科にすぐに搬送されます。

担当の助産師または助産師チームが妊娠・出産をサポート

毎回同じミッドワイフまたはチームが妊婦健診から出産までの面倒を見てくれるので、親近感がわき安心して出産に臨むことができます。

Birth Centre では医師の出番はほぼ無く、検診時に1回ほどお世話になる程度です。

アットホームな雰囲気の分娩室

Birth Centre の施設はアットホームでリラックスした雰囲気で、設備も病院の産科より良い場合が多いです。

それも人気の理由なのかもね。

「自宅出産に興味はあるものの、そこまでの勇気がない」といった人には Birth Centre はピッタリだと思います。

出産後は即日退院

Birth Centre には出産後の入院施設である postnatal wards がなく、問題が無ければ出産後即日退院となり、後の母子健診はミッドワイフが家庭訪問する形で行われます。

入院が必要だと判断された場合は隣接病院の産科の postnatal wards へ搬送されます。

オーストラリアでの出産は日本と比べて様々な選択肢があります。

エコーをあまりやってくれない等残念な面もありますが、分娩室が豪華だったり陣痛時の和痛方法が沢山あったりと良い面も沢山あります。

オーストラリアにいるプレママさんたちが思い出に残るようなお産を体験できますように。

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