【知らないと怖い】重国籍の子供でも日本のパスポートを作った方が良い5つの理由

海外ママ×子育て
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「子供が二重国籍なんだけど、日本に行くのに外国(居住国)のパスポートだけじゃダメ?」

初めてお子さんを連れて一時帰国する海外ママならだれもが疑問に思う事ではないでしょうか?

あるいは外国人のパートナーに「安く済むからわざわざ日本のパスポートを作る必要はないじゃないか」と言われても、日本のパスポートの必要性をうまく説明できなかったり。

今回はそんな方々のために、日本のパスポートを作らないとどんな困ったことがあるのかをまとめました。

基本的には「日本国籍を持つ場合、日本での出入国は日本のパスポートで」が原則です。

が、実際には重国籍の子供の日本のパスポートを作らずに一時帰国して何の問題もなかった人は大勢います。

ですが、万が一でも大変な事態になることもあるので、どんな不便が起こりうるかは知っておいた方がいいでしょう。

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入国の際に家族全員で外国人の列に並ばされることがある

「親だけ日本のパスポートだったけど、日本人のカウンターで全員一緒に入国したよ」という人も大勢いるのですが、最近は外国人の列に回されることが多いようです。

例えば友人の例で、

家族3人(日本人母とハーフの子供2人)で日本に一時帰国しました。

ママと子供1人は日本のパスポートを持っていましたが、もう一方の子供だけ日本のパスポートの有効期限が切れていたためオーストラリアのパスポートで入国しようとしました。

ところが、入国ゲートでは「3人全員外国人の列に行ってください」と指示されました。

期限切れのパスポートを見せましたが、「期限切れでは公的証明にならない」と言われ、外国人用の長い列に並ぶはめになりました。

外国人の入国審査の列は待ち時間が長いから、小さいお子さん連れだと大変ですよね。

思うに、近年の出入国自動ゲートの導入で日本人の入国が簡単になった反面、カウンターで入国管理官と直接話ができないため、親子でパスポートが違う場合は事情を聞くために外国人の入国カウンターに回される事態が増えているのでしょう。

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入国管理局で足止めをくらう場合がある

入国管理官にもよりますが、子供が日本国籍を持っているのに日本のパスポートを作らず日本に入国しようとすると怒られたり、なぜパスポートを持っていないのかと質問攻めにあったりします。(良くても注意くらいは受けます)

ひどい場合は親子関係が証明できないため別室に連れて行かれ、二時間拘束なんていう事例も耳にしたことがあります。

到着後すぐに国内便や新幹線の予約があったら大変!

日本のパスポートがどうしても準備できない場合、最低でも戸籍謄本は持参しましょう。

第三国で親子関係が証明できないと誘拐を疑われることも!

日本に入国の際は戸籍謄本があれば親子関係が証明できますが、国籍のない第三国に旅行に行った際にパスポートが違うと親子関係が証明できないという問題が出てきます。

戸籍謄本を見せたところで海外の方は日本語が読めませんからね。

特に、日本人の親と子供で苗字が違う場合にはかなりややこしく、最悪の場合は誘拐を疑われて拘束!なんてこともあります。

世界では実際に子供の人身売買で移動手段に平然と飛行機を使う例もありますから。。。

日本での顔写真つき身分証明書がない

日本で公的に有効な顔写真付き身分証明書といえば、運転免許所とマイナンバーカード、そして一番権威があるのがパスポートです。

マイナンバーカードは日本に住民票がないと作れませんし、運転免許所については言うまでもないでしょう。

なのでパスポートが無いと日本で顔付き身分証明書を持たないということになります。

日本に住んでいなければそんなに大きな問題ではないかもしれませんし、身分証明は戸籍謄本(抄本)で済む場合もあります。

が、意外な場面で「顔写真付き身分証がなくて困った!」ということが出てくるかもしれません。

例えばもし日本で子供を幼稚園や学校に一時的に入れたい場合、住民票がない場合はパスポートが必須になります。

最悪の場合、有事の際に子供が邦人保護の対象外になる

考えられる一番最悪なパターンです。

外国に滞在中に万が一自然災害やテロなどに巻き込まれた場合、親子のパスポートの国が違うと救援を受けられる国が違ってくるので、最悪の場合親子バラバラになることもあり得ます。

可能性がゼロとは言い切れないよね

戸籍がある限り日本人ではありますが、外国のパスポートで入国した場合、その国では日本人と見なされませんし、有事の際に日本人であることを証明するのはパスポートなしでは難しいと思います。

世の中何が起こるかわかりません。備えあれば患いなし。

少しの費用と手間を惜しんだ結果、厄介ごとに巻き込まれた!なんてことが無いように、原則に従いお子さんの日本のパスポートも用意して渡航することをお勧めします!

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