オーストラリアで絶賛子育て中の管理人サマンサです。
私は息子を出産時に２リットルほど出血してしまい、そのせいで最初母乳の出が悪くて生後しばらくはミルクを足していましたが、オーストラリアのミッドワイフ（助産師）に母乳の量を増やすのに効くお茶や食べ物、サプリなどを教えてもらい試したところ、母乳がじゃんじゃん出るようになりました。
日本では母乳の出を良くするお茶としてタンポポ茶（タンポポコーヒー）が有名だと思いますが、オーストラリアでは逆にタンポポ茶が母乳に良いというのは知られていないみたいです。（助産師曰く、それぞれの文化にそれぞれの方法があるとのこと）
私的にはタンポポコーヒーよりもオーストラリアで試した食品が効果があったと感じたので、タンポポ茶で母乳の量が増えなくてお困りの方は海外の方法も是非試してみて下さい。
母乳の量を増やすと言われているハーブや食べ物
英語のサイトで母乳の量を増やす方法について調べると、galactagogue（又は galactogogue）という謎の言葉が頻繁に出てくるかと思います。
galactagogue（ガラクタゴーグ）とは「母乳の量を増やす食べ物・行為・薬」という意味のギリシャ語です。
海外では以下の様々な食べ物やハーブがガラクタゴーグと認識されていて、授乳中のママたちは積極的にガラクタゴーグ食品を摂取しています。また、ハーブなどそのまま食べるのが難しいものは飲みやすいお茶としてお店で売られていたりします。
Fenugreek （フェヌグリーク）
フェヌグリークとはハーブの一種で、日本では馴染みがないですが海外では母乳の量を増やす食品としてとってもメジャーなハーブ。
フェヌグリークには女性ホルモンのエストロゲンに類似した植物性エストロゲンが含まれていおり、これが母乳の量を増加させることが分かっています。
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Blessed thistle（キバナアザミ）
こちらも日本人には馴染みのない植物ですが、アザミの一種みたいです。
乳汁分泌ホルモンであるプロラクチンのレベルを上げる効果があり、母乳の量を増やす働きがあります。
Brewers yeast（ビール酵母）
ビール酵母は、ビタミンB、鉄、タンパク質、クロム、セレン、その他のミネラルを含む非常に健康的な栄養補助食品で、母乳を増やす効果があるとされています。
その昔、ビール酵母で母乳の量を増やすために授乳中のママ達がビールをがぶ飲みしていたというエピソードもあるそうです(笑)母乳へのアルコール移行量も半端ないですね(;^ω^)
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全粒穀物（大麦や玄米など）
全粒穀物は母乳を作るホルモンを増やす働きがあると考えられています。大麦（オートミール）、玄米などが人気。
こちらの人は朝食にオートミールを食べたり、大麦入りクッキーを食べたりします。白米の代わりに玄米を食べるのもおススメ。
緑黄色野菜
レタス、ケール、ほうれん草、ブロッコリー、アルファルファなどの緑黄色野菜にも母乳生産を促進させると考えられている植物性エストロゲンが多く含まれています。ビタミンも豊富でとても健康的ですね。
フェンネル
フェンネルは地中海産の植物で、物性性エストロゲンを多く含みます。日本では馴染みのない野菜ですが、そのまま料理して食べることもできますし、料理のスパイスとしても使えます。
ニンニク
ニンニクは非常に栄養価が高く、乳汁分泌促進効果があると考えられています。ニンニクをたくさん食べると母乳の味に影響がでるみたいですが、その味が好きな赤ちゃんが多いそうです。
ひよこ豆
ひよこ豆も植物性エストロゲンを多く含み、古代エジプトの時代から母乳を増やす食品として食べられていたそうです。ポタージュスープにしたり、ペースト状にして hummus (ホマス)というディップにして食べるのがおすすめ。
ゴマ
カルシウムと植物性エストロゲンを含むゴマは、色々な料理に振りかけて手軽に摂取できるのが魅力ですね。ビタミンＥも多く含むので、女性に嬉しい食材です。
アーモンド
アーモンド、特に生のアーモンドがおすすめ。ビタミンＥも豊富です。
最近日本でも手に入りやすいアーモンドミルクを飲むのも良いですね。母乳の量を増やすだけでなく、母乳のクリーミーさや甘さを増す効果があるとされています。
日本でもお米をたくさん食べると母乳が甘くなると言われていますね。
flax seed（亜麻仁）
Flax seed または flax seed のオイルは母乳の量を増やす食品として知られていますが、名前を聞いてもイマイチどんなものかピンときませんね(;^ω^)
海外で売られている母乳クッキーなどの材料の一部として入っていたりします。
生ショウガ
日々の生活で取り入れやすいショウガも母乳の出を良くする食品とされています。さらに冷え性改善効果も。料理に使ったり、生のショウガで作られたジンジャーエールを飲むか、生姜湯にして飲むのがおススメ。
海外の助産師お勧め！手っ取り早く母乳の量を増やすポピュラーな食品・サプリ
Nursing Tea（母乳ハーブティー）
breastfeeding tea として人気の高い nursing tea には、上で紹介した色々なハーブ（主にフェヌグリーク、キバナアザミ、フェンネル等）が含まれています。私も助産師から教えてもらってたくさん飲んでました。
「味が苦くてあまりおいしくないからサプリを飲む人もいる」とお店の人は言っていましたが、私的には味も別に悪くないし、むしろ好きかも。苦味なら緑茶の方が断然上です。
お茶を切らした途端おっぱいのハリが急に少なくなって搾乳時の量もちょっと減ってしまったので、お茶効果絶大なんじゃないかと思って常飲していました。
私が飲んでいた WELEDAというブランドの nursing tea
Breast feeding cookie/Lactation cookies（母乳クッキー）
健康的なおやつとして美味しく食べられて母乳の量も増える一石二鳥な母乳クッキー。主要材料は大麦、brewers yeast（ビール酵母）で、その他上で紹介した母乳に良い色々な食品がブレンドされています。
私が試したのはこちらの FRANJOS KITCHEN のチョコチップクッキーで、普通に美味しくてついつい食べ過ぎてしまいます(;^ω^)
一番右の緑色の缶のやつが一番ハーブがふんだんっぽいです。
一缶２０ドルと何げに高級クッキー並みの値段なので、おうちで自分で作ってしまうのもアリ。
母乳サプリ
母乳ハーブティーがあまり好きではない人はサプリでハーブの有効成分を摂取することもできるそうです。
エレビットなど授乳中のママのためのサプリは他にもありますが、こちらは母乳の量を増やすのに特化したサプリ。
ただ、やたらと値段が高いです。一瓶４０ドルって。。。だったらお茶で良い気もしますが、サプリの方が有効成分が抽出されている分効能は高いとされています。
処方箋薬
どうしてもどうしても母乳の出が悪い場合、お医者さんに Domperidone（Motilium™）という母乳の量を増やす薬を処方してもらうこともできるそうです。ドンペリドン、なんかドンペリニョンみたいな名前ですね。
出来れば薬に頼らず食品やハーブでおっぱいの量が増えればいいですけどね。
オーストラリアで母乳栄養補助食品を買うなら Healthy Life がおススメ
Healthy Lifeというオーストラリアの自然食品ショップは母乳健康補助食品だけでなくタンポポ茶やルイボスティーなどのノンカフェイン茶、会陰マッサージ用に使ったエミューオイルなども取り扱っていて妊娠初期から私がずっとお世話になっているお勧めのお店。
母乳クッキーの材料のオーガニックのオートミールや、クコの実などのスーパーフードもこちらで買っています♪
店舗数はそう多くないですが、オンラインショップもあるので毎日飲むお茶などはまとめてネットで注文しています。５０ドル以上は送料無料です。
実際にお茶や食べ物を試してみた効果
私がオーストラリアで母乳のために実際に試したのは nursing tea（母乳ハーブティー）、breast feeding (lactation) cookie（母乳クッキー）、タンポポコーヒーと、あとは日々の食事で玄米やアーモンド、ショウガやゴマを毎日食べていました。
その結果母乳はよく出ましたが、特に母乳ハーブティーと母乳クッキーの効果が高かったように感じます（あくまで個人の感想です）。
なので、fenugreek（フェヌグリーク）や blessed thistle（キバナアザミ）とかいう謎のハーブ、それに brewers yeast（ビール酵母）は助産師がまずお勧めするメジャーな食材なだけあって効果が高いのかな～と思いました。
フェヌグリークのスパイスやサプリ、ビール酵母のサプリは日本でも手に入るので、皆さんも是非試してみて下さい！(#^.^#)
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