オーストラリアで育児に奮闘中のサマンサです。
赤ちゃんの洗濯物はお肌にやさしい洗剤で洗いたいですよね。
そこでおすすめなのが、お肌だけでなく環境にも優しいセスキ炭酸ソーダです。

海外では手に入りにくいセスキ炭酸ソーダですが、意外と簡単に自作できるので、今回はその作り方をシェアしたいと思います。
布おむつ洗濯の強い味方・セスキ炭酸ソーダ
オーストラリアでは紙おむつの値段が日本よりも高いくせに質も悪く、輸入品である日本のムーニーを使っていましたが、コスト削減のためにも布おむつを併用することにしました。
布おむつの使用にあたって気になるのがお洗濯の手間。
小さい赤ちゃんがいてただでさえ大変なのに、布おむつの洗濯まで手が回るのか?と心配でしたが、セスキ炭酸ソーダを使って一晩漬け置き洗いが楽チンなので、布おむつでも全然苦になりません♪
重曹と炭酸ナトリウムで構成されたアルカリ剤で、重曹よりもアルカリ性が強いので皮脂汚れや油汚れ、血液汚れをきれいに落としてくれます。アルカリウォッシュともいいます。


セスキ炭酸ソーダには防臭効果もあるので布おむつの洗濯にはうってつけなのです!
セスキ漬け置き洗濯の注意点
ポリエステルなどの合成繊維の場合は、セスキ炭酸ソーダで長時間漬け置きすると汚れが再付着する「再汚染」が起こってしまう恐れがあるので、手洗いでサッと洗うようにしましょう。
絹やウールもタンパク質が変性してしまい生地が傷む恐れがあるので漬け置き洗いには向いていません。
セスキ炭酸ソーダで手洗いするメリット
すすぎが楽で、水道代も節約できる
布おむつだけ他の洗濯物と分けて別で洗いたい場合、比較的少量の洗濯量になると思います。
少量の洗濯物で洗濯機を回すのはコスパが悪いですよね。でもセスキ炭酸ソーダなら洗剤に比べてすすぎが1回で済み、少量なら洗剤を使って洗いから洗濯機を回すよりも低コストで済みます。
私は手洗いですすぎまでやって脱水のみ洗濯機でやっていますが、全く苦になりません♪
洗剤よりも手荒れしない
一般的な洗剤には強力な界面活性剤が含まれており、これが手荒れの原因になります。
セスキ炭酸ソーダも重曹よりアルカリ性が強いので使用の際はゴム手袋の使用をお勧めしますが、洗剤よりも手荒れしにくいです。
(肌が弱くて手荒れに気を付けたい場合は重曹の方がアルカリ性が弱いので重曹単品の使用をお勧めします。)
赤ちゃん用の洗濯にもうってつけ
セスキ炭酸ソーダにはアレルギーの原因となる界面活性剤や蛍光漂白剤、合成香料が含まれていないので、赤ちゃんの服や小物の洗濯にうってつけです。
特に赤ちゃんの物だけ分けて洗いたい場合、セスキ炭酸ソーダで手洗いをして脱水だけ洗濯機でやれば、少量の洗濯量の場合電気代・水道代が節約できます。
環境にやさしい
セスキ炭酸ソーダは無機物で、有機物である石油系の合成界面活性剤に比べてとても環境に優しいのが特徴♪


自然にも優しいお洗濯で、子供たちの未来のために環境汚染の進行を防ぎましょう!
セスキ炭酸ソーダが手に入らない?自分で作ることができます!
セスキ炭酸ソーダのつけ置きお洗濯をさっそくやってみようと思ったのですが、なんと私の住むオーストラリアではセスキ炭酸ソーダなる物が売っていない!!( ゚Д゚)
ダイソーに行けば激落ちくんのセスキスプレーは売っていましたが(さすがダイソー!)、漬け置き洗濯向けの粉末タイプは売っていませんでした。
しかし、調べたところセスキ炭酸ソーダとは重曹と炭酸ナトリウムの複塩なので、この二つを買ってきて自分で混ぜてしまえば良いんです!
重曹は英語で baking soda (ベーキングソーダ)または bicarbonate soda といい、洗濯コーナーよりお菓子作りのコーナーに置いてあることが多いです。


そして洗濯コーナーで手に入る洗濯・掃除補助剤の washing soda (ウォッシングソーダ)というものをゲットしましょう。成分は炭酸ナトリウム(Na2CO3)で、英語では sodium carbonate す。




もしも無ければ薬局やオンラインで炭酸ナトリウムをゲットしましょう。
私はこの二つを混ぜてセスキ炭酸ソーダを自作しています。
自作セスキ炭酸ソーダの作り方
重曹とウォッシングソーダを同じグラム量ずつ蓋つきの容器に入れます。


容器の蓋を閉めてシャカシャカ振ります。
振った後すぐに開けると微小粒子が舞って吸い込んでむせるので、開ける場合はしばらくたってから開けます。(または息を止めて開けましょう)
セスキ炭酸ソーダで布おむつを洗濯する方法
私はオムニウッティの蓋つき10リットルバケツに自作セスキ炭酸ソーダを大さじ1~2杯(洗濯物の量による)を入れ、ぬるま湯を半分~7分目くらいまで注ぎます。


つけ置きには蓋つきバケツがおススメです!


私は夕方ベビーバスにお湯をためる際に同時にセスキ炭酸ソーダバケツを作ります。あまり汚れていないならお風呂の残り湯を使っても良いと思います!




重曹が溶けにくいのでしばらくはしろい塊が残りますが、しばらくすれば自然に溶けます。
洗濯物を一晩漬けこみ、翌朝手洗いをします。
洗濯物を軽く絞ってきれいな水を貯めた別のバケツに入れてシャバシャバとすすぎ、また軽く水を絞ったらもう一度水を取り替えてすすぎ、軽く絞って洗濯機の脱水コースで脱水します。(手洗い時間はバケツ一杯でほんの10分程!)
(私は念のため手洗いでは2回すすいでいますが、1回でも良いそうです。乾いた洗濯物の匂いを嗅いでみて、無臭ならすすぎが十分です)
あとは干すだけ。布おむつのうんちの汚れはこの時点でまだだいぶ黄色いですが、お日様に当てるとびっくりする程白くなります!




大人の洗濯物を手洗いするのは大変ですが、赤ちゃんの服や布おむつならすすいだり絞ったりするのが楽なので、手洗いお勧めです!
洗濯物が大量の場合はすすぎから洗濯機任せでも楽チンで良いと思います!自分のライフスタイルに合わせて柔軟に切り替えましょう♪
洗浄力をアップさせたい場合におすすめ!洗濯マグちゃん
セスキ炭酸ソーダだけでは洗浄力が気になる場合には、洗濯マグちゃんを一緒に洗濯機に入れてすすぎ洗いをするのがおすすめです。
洗濯マグちゃんは99.9%マグネシウムで、無害で人にも環境にもやさしい天然成分。
マグネシウムと水が反応することにより水酸化マグネシウムが生成され、洗濯水がアルカリ性になり洗浄力がアップします。また反応過程で水素が発生し、皮脂汚れと界面活性作用を起こし石鹸水の様に汚れを落とします。
また、除菌効果もあるので雑菌の繁殖を防ぎ、洗濯物の生乾き臭を防ぐほか、洗濯と同時に洗濯槽や排水ホースまできれいにするという嬉しい効果も!!
洗濯マグちゃん1つで約一年間繰り返し使えるので、とても経済的でお勧めですよ^^
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