赤ちゃんが生まれる前にモンテッソーリ教育に興味をもった方の中には、0歳から使えるムナリモビール、ゴッビモビールなどのモンテッソーリモビールを自作する方も多いのではないでしょうか。
私もその一人で、息子が生まれる前の時間を持て余していた時期にせっせとモンテッソーリモビールを作っていました。
しかし、沢山作ったはいいけど実際にどうやって上から吊るせばいいの?という地味に難解な問題にぶち当たるのは私だけではないはず。
壁のちょうどいい場所に釘などを打ち付けてそこから吊るすことも出来ますが、賃貸だったり、家を売る時のことを考えてあまり傷をつけたくない場合はちょっと難しいと思います。
そこで今回はモビールを天井から吊るせない場合の代価案をまとめてみました。


案その①家の構造を有効利用
家の中をよく見まわしてみて、モビールを吊るせそうなところが無いかチェックしてみましょう。
カーテンレールやブラインド
ベビーベッドが窓際にあれば、カーテンレールやブラインドのサッシなどに取り付けるのも手です。そよ風でモビールが良い感じに揺れます。
モビールを真上から吊るさなくても、赤ちゃんは結構横上を見上げることが多いので大丈夫です。
うちの子はねんね期の頃右ばかり向いていたので、左側にも首を動かせるように敢えて左上にモビールを吊るしていました。
欄間や階段下など
日本家屋なら欄間、この写真の様なモダンな(子供に全く優しくないタイプの)階段なら、上からモビールを吊るしてその下に赤ちゃんが寝られるバシネットやバウンサーなどを置く、なんていう事もできます。


私も実際にやっていました。階段の手すりにモビールを結び付けてあります。(写真の下に移りこんでいるのはお昼寝用のバシネットです。)
おうちの階段がもし同じようなタイプなら是非試してみて下さい。
ハンガーにモビールを取り付ければ簡単に取り外しが出来ます
モビールを吊り下げる時は、落下防止のためにしっかりと取り付けたいもの。しかし、カーテンレールなどにモビールを取り付ける場合、カーテンの開け閉めの度にしっかりと取り付けたモビールを取り外すのは手間ですよね。
そんな時は、ハンガーにモビールを取り付けて、そのハンガーごと吊り下げるのもおすすめです。この方法なら簡単に取り外せるし、色々な種類のモンテッソーリモビールを日替わりで交換もできちゃいます。
できる事ならハンガーは写真の様な普通のものではなく、うっかり外れて落ちないような洗濯物干し用のロックがついたタイプのものが良いと思います。


案その②家具を有効利用
コート掛けやハンガーラック
大きめのコート掛けやハンガーラックを活用するのも手です。
ベビーベッドの横や上にコート掛けやハンガーラックを設置すれば丁度良い高さでモビールを吊るすことが出来ます。
先ほど述べたハンガーの小技とも相性バッチリです。
オムツ交換台と突っ張り棒のコンビネーション
かなりクリエイティブな方法で恐縮ですが、これは実際に私がやっていた方法です。
写真の様にオムツ交換台の隙間に100均の突っ張り棒を差し込み、交換台の横のベビー布団で寝ている赤ちゃんの頭上に突っ張り棒が来るようにして、そこからモビールを吊るすという方法。
写真では見えませんが、突っ張り棒はオムツ交換台の反対側の端でしっかり固定してあるので外れず安全です。(見た目はちょっとアレですが)
この設置方法にしたらうちの子はモビールを毎日ガン見してました。


寝返りをうつようになってベビーベッドに移行した時に頭上のモビールが無くなったのが悲しかったみたいで、悲しそうにアウアウ言っておりました。
しかし代わりにベビーベッドに固定できるディズニーのメリーを付けてあげたら手作りモビールのことなぞすっかり忘れたご様子でニコニコしていました。
物干しラック
赤ちゃん布団の横にベランダや室内用の物干しラックを置いてそこからモビールを吊るすという技もあります。
ただし、物干しラックが倒れると大変危険なので、しっかりと安定したものを使いましょう!
モビールを取り付ける時は安全面を第一に考えよう
家の中を見回して家具や家の構造を利用すればきっとモビールを吊るせる場所が見つかるはず。
でも一番気を付けたいのが安全面。モビールを取り付けたせいで家具が倒れないか、取り付けたモビールが落下して赤ちゃんを傷つけないかに十分気を配りましょう!


なにもモビールを赤ちゃんの顔の真上に配置する必要はありません。
取り付ける場所を決めた場合、近くに赤ちゃんがいない状態で何日かモビールを試験的に吊るしておいて危険がないか確認することをお勧めします。
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