人やその国の食文化にもよると思いますが、海外に移住するとあまり食べなくなるのがお魚。
日本ならスーパーに行けばお刺身やお惣菜など、すでに調理済みの魚がいつでも簡単に手に入りますが、海外だと大抵の場合生で売られているので、自分で調理する必要があります。
フライやムニエルならフライパンでも作れますが、困るのが「皮目にパリっと焦げ目の入ったふっくら焼き魚」を作りたい場合。
魚焼きグリルや網なしにどうやって調理すればいいの?って思いますよね。
でも実は意外と簡単で、欧米ならほとんどの家庭やアパートに備え付けられているオーブンを使えば美味しい焼き魚ができちゃいます。

今回は、お食い初め用に作った大きな鯛の塩焼きを例にオーブンを使った焼き魚の作り方を紹介します。
オーブンで鯛の尾頭付きを焼く
- 鯛まるごと一匹
- 塩
- お酒
- 水
- アルミホイル
- 耐熱皿
- cooling rack(クーリングラック):オーブン調理したものを冷ます用の網
海外なので日本の鯛の鯛が入手困難なため、代わりに snapper(スナッパー)という赤いフエダイの一種を使いました。
(日本の赤い鯛は deeper sea bream(ディーパーシーブリーム)といいます。 )


オーストラリアでは魚屋さんやフィッシュマーケットで魚を丸ごと一匹買うと、お店で内臓を綺麗に取り除いてくれます。
手順
①お腹にバッテンの切れ込みを入れる。見た目がそれっぽくなるだけでなく、焼いた時に皮が縮んで千切れるのを防げます。
②魚の表面と内側にお酒と塩をまぶし、ラップをして15分常温で休ませる。
③下味をつけた魚にさらに軽く塩をして、ヒレに化粧塩をする。ヒレは焦げやすいのでアルミホイルを尾びれ、胸ひれに巻く。
④魚を焼く容器をセットする。ある程度深さのある耐熱皿にアルミホイルを敷き、 cooling rack(クーリングラック)を重ねる。
クーリングラック
⑤耐熱容器に水を入れて、ラックの上に魚を置いて予熱したオーブンで220℃(428℉)で30分ほど焼く。(アルミホイルを耐熱容器の中に敷くと油汚れごとポイっと捨てられるので跡片付けが楽です。)
うちのオーブンの場合、上段だとすぐ焦げるので下段で。
以上で焼き魚は簡単に出来ちゃいます!
中もしっとり!
オーブンによって焦げやすかったりもするので、途中様子を見ながら焼きましょう。
小さい魚なら高温度・短時間でできますが、今回は大きい魚なので中まで火が通る&焦げすぎないよう180度30度に落ち着きました。


コンベクションオーブンを使った場合も180度30分で丁度よい感じでした。
お食い初め用の立派な鯛の尾頭付きが完成!
炊飯器と焼いた鯛を使って、炊飯器や鍋で鯛めしもできちゃいます。
炊飯器でも

昆布が無かったのでアジアンスーパーで買った昆布だしの素で代用しました。
炊飯器が日本製の海外仕様のもので、万が一壊れたらすぐに買い換えられないので念のため身をほぐして入れてみました。(ビビり)
冷めてもより味が染みて美味しかったです!
お鍋でも

海外だと炊飯器がない場合もあるので、お鍋で作れるレシピはありがたいですね!


ストウブやバーミキュラなどの無水鍋で作ればより一層おいしいかも!
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