【国際結婚カップル必見!】「ハーフは知能が高い」は本当?能力のカギは遺伝と環境にあり!

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ハーフっ子ママ・パパに朗報です。

なんと、異なる人種の親から生まれた子供は、同じ人種の親から生まれた子供よりも高い能力を発揮する傾向にあるのだそうです。

そうなの?なんで?

どういうことか詳しく見ていくましょう。

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異なる遺伝子の組み合わせが高い能力を生む

世界的に権威のある学術雑誌・ネイチャー誌で、

「親の遺伝的特徴がかけ離れているほど子供に受け継がれる能力や特性が向上、特に身長と知能が顕著に向上する」

という研究結果が発表されました。

これは世界各国の約350,000人を対象にした100以上の研究を分析して導き出された結果です。

研究では認知能力や学業成績、身長やコレステロール値など、研修対象者の16の生物医学的特性が比較されました。

その結果、身長・肺活量・認知能力・学習能力の4つの特性が、両親の遺伝子差異のレベルに応じて大幅に増加することが分かったのです。

両親の遺伝子の特徴がかけ離れていればいるほど子供が受け継ぐ能力がアップする傾向にあるということなので、同じハーフでも遺伝子配列が似たアジア人同士よりはアジア人×黒人、白人×黒人など、多様性のある遺伝子が組み合わさった方が予想外の能力を生み出す可能性が高いと言えます。

最近、大阪ナオミ選手をはじめアフリカ系ハーフの活躍が目覚ましいですよね。

運動神経の遺伝に関する記事もあるので、興味がある方はこちらもどうぞ。

また逆に、遺伝的多様性によって両親のどちらかから遺伝子欠損や疾患を受け継ぐ可能性も低くなるそうです。

どういうこと?

遺伝子に欠陥があるのは実はよくあること。でも、遺伝子というのは対になっていて、両親からそれぞれ一つずつ受け継いだ遺伝子で形成されます。

仮に受け継いだどちらか一方の遺伝子に欠陥があっても、大抵の場合もう一方の正常な遺伝子が欠陥をカバーしてくれるので、表面上には問題が生じないのです。

遺伝性の病気はこの原理に基づいていて、両親から受け継いだDNAに両方とも同じ欠陥があった場合に病気が発祥しますが、同じ人種同士の遺伝子よりも、全く異なる人種の遺伝子を掛け合わせた方が、欠陥がある遺伝子同士が組み合わさる可能性が低くなるのです。

逆に、近い遺伝子同士の組み合わせ、例えば近親間の子供は障害が出やすいということも分かっています。

オーストラリアの集落で、4世代に渡り近親間での交配を繰り返してきた大家族が発見されるという衝撃的なニュースが過去にありましたが、保護された子供達にはほぼ全員に発育障害や知的障害などがみられたそうです。

ほとんどの国が近親婚を認めていないのはこういった遺伝的な理由もあるのかもしれません。
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多言語や多文化に触れることで脳が活性化する

遺伝子の要因以外に、ハーフの子供たちが持つ環境要因も能力の向上に関わっています。

ハーフの子供はバイリンガルやマルチリンガルであったり、そうでなくても異なる言語や文化に触れる機会が多いため、表現力や情報処理能力が高くなる傾向にあるのです。

よく、「多言語を学ぶことで脳が活性化する」と言われますが実はその逆で、言語を学び始めたばかりの時は脳のたくさんの領域が働いて活性化しますが、言語を習得すると逆に少ない脳の領域で情報を処理することが出来るようになるそうです。

つまり脳の燃費が良くなるってことだね!

また、異なる言語や文化と密接に触れあうことで、色々な表現方法や感覚も備わります。

日本語にはあるけど英語にはない表現、またその逆もありますよね。

このように、能力は生まれ持った遺伝だけで決まるわけではなく、とりわけ学業成績や言語の習得に関しては環境的要因が占める割合も大きいです。

なので遺伝的な素質の有無にかかわらず、それぞれの子供が持った能力や可能性を伸ばしてあげるのに最適な環境を用意してあげることが大事です。

過度な期待や無理強いは禁物!

プレッシャーはかえって逆効果だよ。

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