オーストラリアで第一子を出産し、絶賛子育て中の管理人 サマンサ です。
今回は、シドニーでベビーカーごとバスに乗る時に抑えておきたいポイントや注意点について説明します。私は以前キャンベラに住んでいたことがありますが、キャンベラもシドニーとルールは同じでしたので、オーストラリアの他の都市でベビーカーごとバスに乗ったことはありませんが、おそらく大体似たような感じだと思います。
バスの乗り方
バスに乗る時は乗車時にシドニーの公共交通カードである Opal カードを画像の機械にタップし、下りる時にももう一度タップします。
Opal カードがない場合は、バスの運転手から Opal single trip ticketというのを乗車の都度に購入する必要があります。(プリペイドサービスのみのバスの場合は Opal カードしか使えません)
通常の Opal カードの方が運賃が安いので、あらかじめ Opal カードを購入することをお勧めします。
電車やバス、ライトレールやフェリー等の公共交通機関の運賃は3歳までのお子さんは無料で、4歳から15歳は子供料金が適応されます。その場合、Child/youth Opal Card を利用することになります。
ベビーカーでバスに乗り降りする時のポイント
ベビーカーでのバスの乗降は、乗る時は前向きに乗車、下りる時は後ろ向きで降車するのが一般的です。
分かりやすく言うと、乗る時はベビーカーの通常の進行方向通りに前に押し上げてベビーカーからバスに乗せ、下りる時は後ろ歩きでママから降りるようにします。
シドニーの殆どのバスはベビーカーや車いすでも乗り降りがしやすいよう乗車口の段差があまりない accessible bus です。ベビーカーを乗せるのを手伝ってくれる運転手さんもいたりと、ベビーカーのママにとても優しい環境です^^
自分が乗るバスが accessible bus かどうかは、Transport NSW のページで調べることが出来ます。
Trip Planner にルートを入力して、写真の様に車いすマークがついていれば accessible bus です。
ベビーカーはバスのどこに置けばいいの?
accessible bus の運転席のすぐ後ろの席(あるいは真ん中のドア付近の席)は優先席となっており、座席を上げて収納すると車いすやベビーカーを置くスペースができます。
上げ下げできる座席は片側に三席ずつあるので、運転席側の二席をしまってそこにベビーカーを置いて、ママは三席目に座りましょう。
ベビーカーでバスに乗る時の注意点
バス1台につきベビーカーは2台まで収容可能
バスの構造上、多目的スペースに置いておけるベビーカーは2台で、もちろんベビーカーだけでなく車いすも含まれます。
それ以上のベビーカーはコンパクトに折りたためない限り安全上収容できないので、もし乗ろうとしたバスに既にベビーカーや車いすが2台いた場合、次のバスを待つ必要があるので、早めのバスに乗るか空いている時間を選ぶようにしましょう。
赤ちゃんの顔がバスの後部を向くようにする。
安全のため、バスの中ではベビーカーは赤ちゃんの顔がバスの後部を向く様にします。つまり、運転手と背中合わせになるような感じです。
A型ベビーカーとB型ベビーカーでは、ベビーカー自体の向きが逆になるので注意しましょう。A型の新生児向けバシネットベビーカーはハンドルがママ側に、B型はハンドルが運転手側になります。
A型の新生児ベビーカー
B型ベビーカーはベルトで固定する
A型の新生児向けベビーカーはママ側にハンドルが来るのでママがハンドルを握っていれば良いですが、B型ベビーカーだとハンドルが運転席側に来るので、ママが握って固定するのが難しいです。
運転席側に固定用ベルトが付いているので、ベビーカーが動かない様にベルトで固定しましょう。
もちろんベビーカーのロックをかけることもお忘れなく!
走行中は赤ちゃんをベビーカーから出さない
バスの中にも注意書きが書いてありますが、バスが走行中は危ないので赤ちゃんをベビーカーから抱き上げるのは止めましょう。急ブレーキ時と重なったりすると思わぬ事故につながります。
下りる時も、バスが完全に停止してからベビーカーのロックを解除しましょう。
とりあえずいつも笑顔を周囲に振りまこう!
ベビーカーが他の人の邪魔になったり、赤ちゃんが泣いたらどうしようと不安になるママも多いと思います。私も初のベビーカーでのバスはビクビクでした。
とりあえず常に笑顔で、何かあったら笑顔で I'm sorry ^^ のマインドで行きましょう!笑顔の人に冷たく当たる人はあまりいません(笑)
ともあれ、日本の大都市と比べてオーストラリアはベビーカー連れに優しい環境だと思います。電車でもたくさんのベビーカーを見かけます。
あまり心配し過ぎずに、赤ちゃんと快適な移動ができるといいですね!
コメント